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2012年04月21日

タイドプールに生息する食べられる巻き貝。

先週の日曜日に詫間町粟島へ行ってました。
せっかく、すぐそばに海がある環境なので、良い潮のときは磯あそびに限ります。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
この日は午後から潮がよく引いていました。
ところどころに出来たタイドプール=潮溜まり
ここにはどんな生き物が見られるでしょうか。


タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
さっそく発見しました。
よく目を凝らしてみてください。わかりますか?

たぶんヤマトウミウシです。
いつも似ているのを図鑑やネットで探して、これかな?
と思っているだけなので少し自信がありませんが。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
周りの岩や海草の色に同化して注意深く探さないと見落としがちです。
角が見えます。大きさはだいたい4cmくらいでした。
波打ち際にいました。



続きまして、これは?
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
ナマコです。
画像の真ん中のほう、石に寄り添うようなかたちで、ほとんど動かずじっとしていました。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。



そして殻から出したヤドカリ。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
なんとタマゴを持っていました。
ヤドカリを殻から出すには乱暴ですが石で叩いて殻を割ります。
力加減に工夫が要りますが、空っぽの巻貝を置いてやるとチョコチョコ入っていくのが見れます。


そして磯で生息しているなかでは大き目のカニ。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。


どこでも見られるこれ、なんだ。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
カメノテ。亀の手に本当によく似ています。
これは貝の仲間ではなく、カニやエビの仲間です。

そして食べられます。食べたことがあります。
ボイルなどして中身を引き抜いて食べたりするらしいのですが、この画像のサイズは小さいので私の場合はよく洗って味噌汁の出汁がわりにしたことがあります。
見た目が・・・と思われるかもしれませんが風味はやっぱりカニ系です。


そして今回おすすめの食べられる巻貝。
通称『イシブタ』 正式名称『スガイ』
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
こちらサザエの仲間なので食べられます!
なぜか苔むしています。この苔はこの巻貝にしか生えないとか。
蓋が石のようなので、イシブタ。


下手な場所で魚介類をとっていると地元の漁師さんに怒られますが、このようなスーパー、お店に普通出回らないような小さくマイナーな貝類は多少なら捕っても大丈夫かと思います。(たぶん)
晩のおつまみにできる、個人が楽しむていどなら・・・。

海にも禁猟区という場所があるので大掛かりなことをしていると海上保安庁さんに捕まったりもします。



それでまぁ、大人2人が酒の肴に楽しめるていどに捕ったイシブタなどを、蒸します。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
蒸す時間は、貝が小さいので数分でよいかと。
2,3分だったように思います。

砂抜きは海水を張ったバケツに半日くらい置いたほうがいいとは思います。
タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
爪楊枝でくるり、と出します。
やっぱりサザエのようです。
さすが、旨いです。とくに蒸したてが一番。

タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
通称『タバコ二ナ』 正式名称『イボニシ』
肉食系の貝なのでちょっと毒素(シガテラ毒?)がたまってるためピリっとした、ほんのり苦味があります。
あんまり食べすぎるとお腹を下すかもしれません。


タイドプールに生息する食べられる巻き貝。
通称『オオマイ』 正式名称『クマノコガイ』(たぶん)
こちらもサザエの仲間。
個人的な感想はイシブタよりも味がしっかりしている印象。


潮溜まりに生息する生き物たちを観察し、触ってみるだけでも十分楽しめますが、実はよく目にするものも食べられます。
もし機会があれば地元の漁師さんたちに迷惑かけない程度に挑戦してみてください。

サザエの仲間の巻貝は小さくても美味ですよ。



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