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2012年10月03日

スッポン料理を食べた日。

さわやかな風が吹くようになり稲借りの匂いもいっしょに漂ってきています。

ふとブログの管理ページの一覧を眺めていると夏に食べたスッポン料理の話が終わっていなかった!笑)
なんとなく夏休みの宿題を終わらせていなかったような気分になってしまいました。
が、気を取りなおして書いていきましょう。

スッポンの調理風景の記事はこちらです。


あの日は目の前で繰り広げられている光景があまりにも衝撃的でシャッターを押すことに夢中になっていました。
今思い出しても感動してしまいます。

スッポン料理を食べた日。

スッポンを捕まえたら料理店に持ち込み、調理をお願いするという話は聞いたことがあります。
それでも調理場に入らせてもらい、近くで見ることはなかなかできないと思います。
偶然にも自宅での調理をお願いすることができたのは本当にすばらしい経験になりました。


またスッポンを“つぶす”作業だけでなく、板前さんの手さばきも間近で見れるのはとても貴重です。
(私だけでなく子供もそばでぎゃあぎゃ叫んでいたのですごく邪魔だったかも)
スッポン料理を食べた日。
どこのスーパーにも置いてある、なんの変哲のない奴ネギ。

持ってきていた包丁が出刃しかなく、かといって私の包丁では切れ味が悪かった(笑)
切れ味が悪いといっても普通には使える三徳包丁のハズなんですよ。

そりゃ職人さんはこだわりがあるので道具にもうるさくなりますよね。
なのでこのネギは出刃で切ってます。
画像では伝わりにくいかもしれませんが切り口の美しさが全然ちがうんですよ!

何に一番おどろいたかと言うと。

【目にしみない!ネギくさくない!】

板前さんの腕、良い包丁で切るとネギがつぶれないから、なんですね。
微妙な味の違いはこんなところにも隠されていそうです。
また当たりまえですが包丁さばきが惚れぼれします。


スッポン料理を食べた日。

はじめてスッポンを食べるならやはり定番の“お鍋”ですよね。

今回は臭み消しのためにも入れていた新ショウガ。
これを繊維が残るようにスライスしたものを、たくさん入れていたのですが歯ごたえと出汁の味との相性がバツグンでした。
毎日忘れないよう一週間お水をかえていたのもあってか、泥臭さや生臭さは、まったくありませんでした。

真夏に鍋もなかなか過酷でしたが、お味のほうは本当に上品な出汁がでて美味しかったです。
肉は味見ができるほどしかなく、コラーゲンのほうが多い印象。
野菜は少なめに投入し、スッポンの風味を楽しむといった感じ。
鍋、というよりも“スッポンスープ”といったほうがしっくりきました。


次回はスッポン料理が終わったあとに出来る『骨』について少し紹介しようと思います。


タグ :スッポン

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