
2011年05月08日
左官職人は錆びれた道具も蘇らせるようです(前編)
ああ〜始まった。
始まったら長いんだこれまた。

左官職人さん、古い鏝(こて)を解体し始めました。
持ち手がなくなるとこんなんなってるんやね。

しかし、どんだけ放っておけばこんな状態になるのやら。
もしかしたらウン十年?
錆び具合が物凄いです。
これ見たら素人は迷わず処分するだろうなー。
使いもんにならなさそうだし。

何やらブツくさと申しておりますよ〜。
「これ本焼やな〜」
※土壁の最終仕上げに使用される、なかなか高価なもの。
鉄の種類にもよるが本焼の鏝は固い!
本焼か否かの判断は感覚らしい←ホホウ、職人らしいじゃないかい(笑)
「この鏝見たことない名前(メーカー)やな〜」
※ネット通販しない限り香川に普及している鏝はだいたい昔から決まっているらしい。
たとえ普及していないメーカーでも有名なものは大抵知っているそうな。
「これ素人が使っとるけん、先ばっかり反っとるし左側ばっかり擦り減っとるな〜」
※左官職人が鏝を使用すると均等に擦り減ったり反ったりする。
反りや擦り減り具合で使用していた人の使い方や癖が手に取るように分かるそうです。
なるほどね。
「砥石(といし)ないかな〜砥石…」
左官職人さん、今から磨きに掛かるようですよ〜。
しかし嫁祖父は何故に本焼の鏝なんかを持っていたんでしょうか。
日曜大工程度の使い方でこんなに擦り減らないらしいし。
本焼の固い鏝がここまでなってるということは、かなり使い込んでいるようです。
そんでもって納屋に置いていたにも関わらずこのシャビ具合。
土関係のものに使っていないと、こんなにならないとか。
土に鉄分が混じっているので、それを綺麗に後片付けをして保管しておかないとこんなことになるんだと職人は睨んでいる模様。
ふむふむ。
嫁は一生懸命思い出す。
ああそうだ。
嫁祖父は昔ながらの瓦職人(瓦を釜で焼く人)だった!
もしかしたら、ひび割れた瓦の釜の修復するのに使っていたの…かも?
もしそうだとしたら、どんだけ古い鏝なんだ?
始まったら長いんだこれまた。
左官職人さん、古い鏝(こて)を解体し始めました。
持ち手がなくなるとこんなんなってるんやね。
しかし、どんだけ放っておけばこんな状態になるのやら。
もしかしたらウン十年?
錆び具合が物凄いです。
これ見たら素人は迷わず処分するだろうなー。
使いもんにならなさそうだし。
何やらブツくさと申しておりますよ〜。
「これ本焼やな〜」
※土壁の最終仕上げに使用される、なかなか高価なもの。
鉄の種類にもよるが本焼の鏝は固い!
本焼か否かの判断は感覚らしい←ホホウ、職人らしいじゃないかい(笑)
「この鏝見たことない名前(メーカー)やな〜」
※ネット通販しない限り香川に普及している鏝はだいたい昔から決まっているらしい。
たとえ普及していないメーカーでも有名なものは大抵知っているそうな。
「これ素人が使っとるけん、先ばっかり反っとるし左側ばっかり擦り減っとるな〜」
※左官職人が鏝を使用すると均等に擦り減ったり反ったりする。
反りや擦り減り具合で使用していた人の使い方や癖が手に取るように分かるそうです。
なるほどね。
「砥石(といし)ないかな〜砥石…」
左官職人さん、今から磨きに掛かるようですよ〜。
しかし嫁祖父は何故に本焼の鏝なんかを持っていたんでしょうか。
日曜大工程度の使い方でこんなに擦り減らないらしいし。
本焼の固い鏝がここまでなってるということは、かなり使い込んでいるようです。
そんでもって納屋に置いていたにも関わらずこのシャビ具合。
土関係のものに使っていないと、こんなにならないとか。
土に鉄分が混じっているので、それを綺麗に後片付けをして保管しておかないとこんなことになるんだと職人は睨んでいる模様。
ふむふむ。
嫁は一生懸命思い出す。
ああそうだ。
嫁祖父は昔ながらの瓦職人(瓦を釜で焼く人)だった!
もしかしたら、ひび割れた瓦の釜の修復するのに使っていたの…かも?
もしそうだとしたら、どんだけ古い鏝なんだ?