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2012年04月07日

居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。

赤と白のツバキのハーフです。
居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
取引先のお庭が椿の森のようになっていて、なかでもこのハーフに一目ぼれして褒めちぎっていたらお裾分けしてくださいました。
催促してしまったようで恐縮でしたが正直めちゃくちゃ嬉しかったです。
植物のこと知らないのですが、こんなのも育つんですね。




三豊市詫間町の居酒屋『えびす』さん。
居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
以前の看板が外されて本格的に改装が進んでいるようです。
一ヶ月ほどお休みして五月の初頭には新装開店OPENになるのでしょうか。


正面玄関になるであろう足元。
居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
(after)前回のブログ記事に紹介していた施工中だった土間『三和土(たたき)』はどうやら完成しているようです。


居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
(before)
こんなパサパサの土がタンタンとひたすら叩いていくだけでこんなに固くなります。
どのくらいの固さか気になった方、OPEN後お酒を一杯ひかっけるついでに見に来てください。

居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
藁スサと那智石(なちいし)のカケラがひそかに見えています。


居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
今回の左官仕事は玄関入ってすぐの室内。

居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
古瓦が玄関入って正面にはめ込まれています。
“ベタ土”という材料で瓦の間を塗っていきます。

ベタ土:粘土質の土・藁スサ・水  のみ
居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。
この材料は田んぼの土とほぼ同じです。ただ、田の土は石が多く混入しているので、それが取り除かれた状態だと思っていただけると想像しやすいです。
あと田舎の納屋の藁むき出しの壁。“荒壁(あらかべ)”と呼ぶのですが、その材料と同じものです。


玄関入って正面の瓦の壁の仕上がりは、ベタ土を使った『ひび割れ仕上げ』になる予定です。


“ひび割れ”って?言葉のまんまです。
普通、左官仕上げの土壁はひび割れることが嫌われるのですが、それを利用した工法もあります。

また完成写真は乞うご期待、ということで。

居酒屋『えびす』さん改装のお手伝い。



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