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2011年09月03日

風変わりな鬼瓦と左官の関係。

本当に台風直撃なのかと疑いたくなるような天候の西讃地区です。

雨は降れど暴風域に入っているのが信じられないくらいの静けさ。

嵐の前のなんとやらなのでしょうか、大事に至らないことを願うばかりです。




“鬼瓦”と聞いて思い浮かべるのは、たいてい鬼の面のようなのですよね。

ところが。
風変わりな鬼瓦と左官の関係。
こちらも“鬼瓦”なんですって。

数日前に左官職人さんが完成させたばかりの、とある神社の“鬼瓦”。


建物の棟の両端に取り付けられているものを、ひっくるめて“鬼瓦”と呼ぶようです。

時代によって、なにかの紋だったり厄除けのデザインだったり、鬼の面だったりと姿を変えてきたとか。

この画像の場合だと、左官職人の技術が取り入れられているので“漆喰鬼瓦”や“鬼瓦漆喰”と呼んだりすることもあるようです。



このような左官の技術がしっかり入った“漆喰鬼瓦”は京都の社寺仏閣ではよく見かけることができるようですが、香川県で見られるところは少ないそうです。


そんな数少ない"漆喰鬼瓦"。

近場の有名どころでは本山寺に取り付けられているとの情報を瓦職人さんから教えていただきました。



本山寺…。

恥ずかしながら実は遠めからしか眺めたことがない。

せっかく近所なので、またチェックしに行ってみなくては。



とにかく香川県で"漆喰鬼瓦"を見かけたらレアもの、だということをお忘れなく!


タグ :鬼瓦漆喰

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