› 左官屋の嫁はん日録 › 2013年01月26日

 

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Posted by あしたさぬき.JP at

2013年01月26日

なぜ光るの?泥だんご。

前回の記事に引続き“光る泥だんご”は、『なぜ“光る”のか』。

それは粘土の粒子がとても細かいうえに粒子の形が平べったいので、上から押さえられることによって互いが平らに重なりあい、それで光るのだそうです。
私はてっきり土や砂などはみんな丸っこい粒つぶした粒子なのだと思っていました。なるほどですね。

では、簡単な“光る泥だんご”の作り方をザーっとご紹介します。

乾燥した土くれを、いったん砕き、石や草、ワラなどの余計なものを取りのぞきます。
粘土くらいの硬さになるくらい水を混ぜ、握って丸めます。

季節にもよりますが1、2週間日陰で乾燥させると↑このようにカチカチになります。

そして口が広めの空き缶でガリガリと削っていくと、こうなります↓これが“光る泥だんご”の芯です。

削ったときに出た細かい土は残しておきます。

なるべく目の細かいザルなんかを使って“さら粉”を作ります。
“さら粉”に少し水を足しクリーム状にします。

このクリームのような泥を芯全体にぬり付けます。

あとはひたすらビン(飲料用のビンが使いやすかったです)で磨くのみです。
ここで力を入れすぎたり、同じ場所ばかり磨かないように気をつけましょう。

ポイント
ビンの重さだけで磨く
まんべんなく磨く
ことくらいだと思います。

途中でクレーターのような穴が開いたり、少しはがれたりしたときはビンのふちに付いた泥で埋めてみてください。
また、あるていど表面が綺麗になってきたらビンのふちの泥はキレイに除いたほうが磨きやすいと思います。

とにかく、ひたすら、慎重に、根気よく磨いていけば、いつかこのように光ると思います。

“光る泥だんご”の作り方は様々で、これが正解!というものはありません。
インターネットで検索するといろいろ出てきますので、もし「ちょっと作ってみたいな」と思ったら色々と組み合わせて自分に合った方法を探してみてください。