
2012年05月16日
土壁、再利用しました。
前回の記事で剥がした土壁をどうやって再利用するのか!?というところで更新がしばらく途絶えてしまいました。

古い土壁の再利用したりすることを『練り直し』とよびます。

さて、簡単ではありますが再利用の過程と合わせて、今回の工程【中塗り(なかぬり)】をお送りいたします。

“ケンド”という、土の裏ごし?器でふるいに掛け、細やかな土だけ降ろします。
このケンドには網が張ってあり、網目の大きさは様ざまです。

当たり前ですが、ケンドの中に残った荒い砂や石粒、長すぎる藁スサ、固まり過ぎてしまったものは除きます。
固まりすぎてしまった古い土壁も、削りおろして細やかな土に戻して完全再利用することもできます。
ただ、そうなると(量が多ければ多いほど)多大な時間と労力を要します。そしてお金も膨大にかかります!
古い土壁の完全再利用のご希望の際は職人さんやお財布と要相談ですね。
出来るのだけれど、いざやる!となると立ちはだかるものがたくさん出てきたりもします。
左官職人が「使える部分」だと判断したものを残します。
致し方なく捨てる部分が出て来た場合は、土壁の材料が必然的に足りなくなります。
そんなときは新たに材料を足します。
足される材料は土だけでなく、藁スサ、砂等その時々に応じた配合でバランス良く足さなければ“土壁”になりません。
そのバランスが少しでも狂うと、ひび割れの原因になります。

あとは建材専用のミキサーで混ぜまくります。

今回の現場では再利用した土壁プラスαでした。
材料の内容は【中塗り土】…土・砂・藁スサ・水 のみです。

中塗りの土が乾けば、次回は【上塗り(うわぬり)】という仕上げの工程に入ります。

古い土壁はまた土壁としてこの家とともに過ごすことになりました。
また『上塗り』の仕上がりはどんな感じになるでしょうか。
古い土壁の再利用したりすることを『練り直し』とよびます。
さて、簡単ではありますが再利用の過程と合わせて、今回の工程【中塗り(なかぬり)】をお送りいたします。
“ケンド”という、土の裏ごし?器でふるいに掛け、細やかな土だけ降ろします。
このケンドには網が張ってあり、網目の大きさは様ざまです。
当たり前ですが、ケンドの中に残った荒い砂や石粒、長すぎる藁スサ、固まり過ぎてしまったものは除きます。
固まりすぎてしまった古い土壁も、削りおろして細やかな土に戻して完全再利用することもできます。
ただ、そうなると(量が多ければ多いほど)多大な時間と労力を要します。そしてお金も膨大にかかります!
古い土壁の完全再利用のご希望の際は職人さんやお財布と要相談ですね。
出来るのだけれど、いざやる!となると立ちはだかるものがたくさん出てきたりもします。
左官職人が「使える部分」だと判断したものを残します。
致し方なく捨てる部分が出て来た場合は、土壁の材料が必然的に足りなくなります。
そんなときは新たに材料を足します。
足される材料は土だけでなく、藁スサ、砂等その時々に応じた配合でバランス良く足さなければ“土壁”になりません。
そのバランスが少しでも狂うと、ひび割れの原因になります。
あとは建材専用のミキサーで混ぜまくります。
今回の現場では再利用した土壁プラスαでした。
材料の内容は【中塗り土】…土・砂・藁スサ・水 のみです。
中塗りの土が乾けば、次回は【上塗り(うわぬり)】という仕上げの工程に入ります。
古い土壁はまた土壁としてこの家とともに過ごすことになりました。
また『上塗り』の仕上がりはどんな感じになるでしょうか。